![子どもと身近な自然探検昭和29年2月2日に名古屋市熱田区で生まれたときから昆虫少年。高校時代から植物青年に変身したのち成長が止まり、今も自然大好き人間のまま。森林の素晴らしさをPRする活動にまい進。瀬戸市在住。](https://coopaichi-hocofure.jp/wp-content/themes/coopaichi-hocofure/img/nature01/nature-exploration-board-pc.png)
![子どもと身近な自然探検昭和29年2月2日に名古屋市熱田区で生まれたときから昆虫少年。高校時代から植物青年に変身したのち成長が止まり、今も自然大好き人間のまま。森林の素晴らしさをPRする活動にまい進。瀬戸市在住。](https://coopaichi-hocofure.jp/wp-content/themes/coopaichi-hocofure/img/nature01/nature-exploration-board-sp.png)
百人一首に登場(2) ヤマドリ![SDGs 15 陸の豊かさを守ろう](https://coopaichi-hocofure.jp/wp-content/themes/coopaichi-hocofure/img/nature01/icon01.png)
![ヤマドリ 画像:北岡明彦さん](/wp-content/themes/coopaichi-hocofure/img/nature/yamadori/photo01.jpg)
鎌倉時代に藤原定家が選んだといわれる「小倉百人一首」には、鳥が5種類も登場します。ヤマドリ・カササギ・ニワトリ・チドリ・ホトトギスです。
そのうち、今回は、ヤマドリ(キジ科)を紹介しましょう。
![あしびきの 山鳥の尾のしだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む](/wp-content/themes/coopaichi-hocofure/img/nature/yamadori/photo02_sp.png)
歌の内容は「(ヤマドリの尾羽根のように)長い長い夜を(恋しい人と一緒ではなく)一人寝するのだろうか?(寂しいなぁ)」という単純なものですが、枕詞・序詞・掛詞という言葉遊びの技法が見事に使われています。
もちろん、歌に登場するヤマドリは鳥そのものを詠んだものではなく、長い夜と一人寝を導くためのツールに過ぎません。
それでも、雄が非常に美しく身近な所にも多いキジではなく、比較的珍しいヤマドリが使われたことは、当時の歌人の知識の豊富さが分かりますね。