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- 噛めない子どもが増加中! めざせ“噛める”子ども! 第2弾
2022.08.18 師田 依里 さん
最近、食べ物を噛めない子どもが増えています。うまく噛めないままだと、歯並びや噛み合わせに影響が出てむし歯になりやすくなり、免疫力の低下などにもつながります。噛める子どもになるために家庭でできることを、小児歯科医のDr.Eri(ドクターエリ)こと師田依里(もろたえり)さんにうかがいました。
Dr.Eri(ドクターエリ)こと
師田 依里 さん
Lino Suginokoデンタルルーム院長。日本小児歯科学会員、日本矯正歯科学会員、名古屋臨床小児歯科研究会会員、全国小児歯科開業医会JSPP会員。妊娠中および0歳児からのデンタルケアを指導。女の子のママ。
Lino Suginoko デンタルルーム(完全予約制)
名古屋市千種区末盛通1-18 覚王ハイツ109
TEL:052-753-5006
子どもの発育にとって、食べ物をよく噛んで正しく飲み込むことはとても大事です。噛む力と飲み込む力が弱いと、顎が小さいまま発達せず、歯並びや噛み合わせ、健康などに悪影響が出てきます。きちんと“噛める”子どもになるためには、舌の運動の発達と唾液の分泌、そして毎日の食事が大切です。
舌は筋肉のかたまり
“噛む”とは、口の中に入った食べ物を歯でつぶし、舌でこねながら、唾液と混ぜて食べ物のかたまり(食塊(しょっかい))を作る行為で、ここでできた食塊は、舌の上に集められ、上顎に押し付ける舌の一連の動きによって喉の奥へと送り込まれます。筋肉のかたまりである舌を鍛えることが、意外と大切なのです。
上手に「ごっくん」
できるかな?
上手に噛めずに食べ物を丸飲みしていませんか。噛むことにより「味覚・唾液反射」が起こり、唾液の分泌が増え、より一層飲み込みやすくなります。唾液は口の中の汚れや細菌を洗い流す自浄作用もあるので、ひと口の分量を少なくし、噛む回数を増やして唾液が出るよう促してあげましょう。
離乳初期(ゴックン期)
離乳中期頃(モグモグ期)
離乳後期❶(カミカミ期)
離乳後期❷(パクパク期)
離乳完了期