子どもと身近な自然探検昭和29年2月2日に名古屋市熱田区で生まれたときから昆虫少年。高校時代から植物青年に変身したのち成長が止まり、今も自然大好き人間のまま。森林の素晴らしさをPRする活動にまい進。瀬戸市在住。子どもと身近な自然探検昭和29年2月2日に名古屋市熱田区で生まれたときから昆虫少年。高校時代から植物青年に変身したのち成長が止まり、今も自然大好き人間のまま。森林の素晴らしさをPRする活動にまい進。瀬戸市在住。

南の国からの訪問者 オオルリSDGs 15 陸の豊かさを守ろう

▲オオルリ イラスト:北岡明彦さん

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 春を迎えると、北の国からやって来た冬鳥が繁殖地へ去り、入れ代わりに南の国で越冬していた夏鳥が日本にやってきます。

 愛知県でも低山の森林には、オオルリ・キビタキ・サンコウチョウ・センダイムシクイ・サシバなどいろいろな夏鳥が飛来し、繁殖しています。その中でも、こずえで「チューピィピィチューピィ…ジジ」という高音で複雑な声でさえずるオオルリの雄の姿が目立ちます。他の野鳥のさえずりにはない、最後の「ジジ」という濁音が特徴です。大きさはスズメより少し大きい程度ですが、太陽光を背中から浴びると、名前の通り背中が美しい瑠璃(るり)色に輝きます。その美しい姿を見ると、その日一日幸せな気分になります。まさに、幸せの青い鳥です。この背中の瑠璃色と対照的な真白いおなかの色から、英語名はブルーアンドホワイト・フライキャッチャーといいます。こずえから空中に飛び立って餌の昆虫を採ることから、フライキャッチャーと呼びます。

 もっとも、この美しい色は見えっ張りの雄だけで、雌は全身が地味な薄茶色をしていて目立ちません。大切な子育てを担う雌は、外敵に見つかりにくいようになっています。

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