ヤマボウシの花をじっくり見よう①
ヤマボウシは、山地の谷間で6月ごろに白い大きな花をつける高さ5mほどの落葉広葉樹です。漢字で書くと「山法師」で、真ん中にある小さな花の集まりを大きな白い苞(ほう)が囲む姿を、白頭巾をかぶった僧兵に例えたネーミングです。
さて、ヤマボウシの花をじっくり観察してみましょう。みなさんが花だと思っているものの真ん中にある、緑色の球形の部分をよく見てください。小さなツブツブが集まってできています。そして、そのツブツブ1個を虫眼鏡で見てみると、1ミリくらいのオシベやメシベが見え、1個1個が小さな花だということが分かります。びっくり大発見です。