ついに見たぞ
シマアケボノソウ
みなさんも、きっと、「この花を見たい」「この鳥を見たい」という憧れがあると思います。
私が長い間見たかった憧れの花のひとつが、南西諸島の西表島と石垣島の固有種で、国の絶命危惧Ⅱ類に指定されている、リンドウ科のシマアケボノソウです。そのかわいらしい花を捜しに、今年の2月中旬、石垣島を訪問しました。以前観察された記録のある、荒川のカンヒザクラ自生地を一生懸命捜した結果、ついに、待望のシマアケボノソウの花を見つけることができました。
高さは20~30cm程度でしたが、期待以上の美しくもかわいらしい花で、大感激しました。愛知県にもあるアケボノソウもとてもかわいらしい花ですが、初めて見る本種の花は、また別格のかわいさでした。石垣島では、他にも、野生のカンヒザクラやタネガシマムヨウランなど、珍しい花を見ることができました。
夏休みにどこかへ出掛ける機会がありましたら、ぜひ花捜しにもトライしてみてください。