春を誘う花 part2 タンポポいろいろ①
春の花は、黄色の花が多いのが特徴です。フクジュソウ、レンギョウ、そしてタンポポなどです。田畑のあぜや歩道の隙間、街路樹の根元などいろいろな場所で黄色い花をつけるタンポポですが、その種類はいろいろあります。
大きく分けると、日本産の在来種とヨーロッパ産の外来種です。残念ながら都市部や街路沿いで咲いている背が低いタンポポは、ほとんどがアカミタンポポとセイヨウタンポポ2種類の外来種です。
街中のコンクリートはアルカリ性の石灰岩から作られるため、その周辺の土も中性から少しアルカリ性を示します。日本の土壌の多くが弱酸性なのに対して、石灰岩が多いヨーロッパでは弱アルカリ性の土壌が広く分布しています。
都市周辺の厳しい環境は、外来種にとって有利なのでしょう。