子どもと身近な自然探検昭和29年2月2日に名古屋市熱田区で生まれたときから昆虫少年。高校時代から植物青年に変身したのち成長が止まり、今も自然大好き人間のまま。森林の素晴らしさをPRする活動にまい進。瀬戸市在住。子どもと身近な自然探検昭和29年2月2日に名古屋市熱田区で生まれたときから昆虫少年。高校時代から植物青年に変身したのち成長が止まり、今も自然大好き人間のまま。森林の素晴らしさをPRする活動にまい進。瀬戸市在住。

まず咲く マンサクSDGs 15 陸の豊かさを守ろう

▲マンサク イラスト:北岡明彦さん

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 春一番に咲く樹の花、といえばやっぱりマンサクでしょう。実際には、ヤブツバキやアセビなど、その前から咲き始める樹はありますが、葉をつけない冬姿から、早春一番に花を咲かせる姿は最高です。

 名前の由来も、一番初めに「まず咲く」ことに由来するという説が一般的です。しかし、この花がたくさん咲いた年は「豊年満作」になることから、「満作」と名付けられたという説も捨てきれない気がします。そのくらい、昔から山間地の人々の間で親しまれていたということでしょう。

 花弁は鮮やかな黄色ですが、小さくて、目の前で咲くことが少ないため、思ったより目立ちません。花弁が線形で4枚ある花は、背中合わせに2個ずつ同時に咲くことから、花弁の数がもっと多いように思えます。

 近年、愛知県から樹病(じゅびょう)により枯れる被害が、全国的に広がっています。愛知県では、老木の大半が枯れてしまい、花を見る機会が本当に少なくなりました。しかし、若木が育ち始めていて、数十年後には回復することでしょう。

 なお、庭でよく育てられ、テレビにもマンサクとして登場するのは、ほとんどが別種のシナマンサクですので、比べてみましょうね。

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