子どもと身近な自然探検昭和29年2月2日に名古屋市熱田区で生まれたときから昆虫少年。高校時代から植物青年に変身したのち成長が止まり、今も自然大好き人間のまま。森林の素晴らしさをPRする活動にまい進。瀬戸市在住。子どもと身近な自然探検昭和29年2月2日に名古屋市熱田区で生まれたときから昆虫少年。高校時代から植物青年に変身したのち成長が止まり、今も自然大好き人間のまま。森林の素晴らしさをPRする活動にまい進。瀬戸市在住。

赤トンボ そっくりさん
ウスバキトンボ
SDGs 15 陸の豊かさを守ろう

ウスバキトンボ

▲ウスバキトンボ

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 8月から10月にかけて、駐車場や道路上を、羽をあまり動かさずに、空中に浮いたように飛んでいるトンボを、数多く見かけます。体は薄オレンジ色をしていて、一見、赤トンボの仲間のように見えますが、これが、ウスバキトンボ(薄羽黄蜻蛉)です。

 ウスバキトンボは「渡り」をするトンボで、沖縄など亜熱帯地域では一年中見られますが、その他の地域では、春から秋にかけて、繁殖を繰り返しながら日本列島を北上していきます。本来は亜熱帯性のため、寒さには弱く、氷が張るような温度になると、水中の幼虫は死滅してしまいます。ですから、愛知県では、12月には、成虫も幼虫も全滅します。

 そして、翌年の7月末には、北上してきた成虫が、再び私たちの前に姿を見せてくれるようになります。ウスバキトンボにとっては、地球温暖化は、縄張りを広げるチャンスに違いありません。

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