春を誘う花 part2 タンポポいろいろ②
セイヨウタンポポやアカミタンポポといった外来種は、都市など本来の自然が失われたところに多く、一方、古くからの耕作地や森林の緑の土手には、まだ在来種のトウカイタンポポが頑張って花を咲かせています。名古屋城周辺でもトウカイタンポポが多くみられますので、歩道のコンクリートブロックの間に咲くアカミタンポポの花と比べてみてください。
黄色の花が咲くタンポポの在来種と外来種2種との区別は、花のつけ根にある総苞片(そうほうへん)の形と種子の色です。右の図を参考にして、一度じっくり調べてみましょう。
なお、ごく稀に白い花が咲くシロバナタンポポがあり、これも在来種です。