子どもと身近な自然探検昭和29年2月2日に名古屋市熱田区で生まれたときから昆虫少年。高校時代から植物青年に変身したのち成長が止まり、今も自然大好き人間のまま。森林の素晴らしさをPRする活動にまい進。瀬戸市在住。子どもと身近な自然探検昭和29年2月2日に名古屋市熱田区で生まれたときから昆虫少年。高校時代から植物青年に変身したのち成長が止まり、今も自然大好き人間のまま。森林の素晴らしさをPRする活動にまい進。瀬戸市在住。

外国産の野鳥 
ソウシチョウ
SDGs 15 陸の豊かさを守ろう

▲外国産の野鳥 ソウシチョウ 画像:北岡明彦さん

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 日本で、今一番増えている野鳥は?その答えは、おそらく、帰化鳥のソウシチョウでしょう。この鳥のもともとの分布は、インド・中国・ベトナム・ミャンマーなどです。その美しく可愛らしい姿と、クロツグミに似た明るいさえずりが好まれ、古くから各地で飼育されてきました。

 日本では、江戸時代から輸入、飼育されていました。野外では、1980年以降に、中国から安価で大量に輸入されたソウシチョウを、ペット業者が維持できずに、野外に放鳥した個体群が激増したと言われています。そのため、日本古来の野鳥たちの繁殖を妨げるとして、2005年6月に施行された「外来生物法」によって、アメリカザリガニやヒアリなどとともに、特定外来生物に指定されています。近年、愛知県でも各地で激増しており、その動向が憂慮されます。

 なお、ソウシチョウは、映画にも登場します。「ミッション・インポッシブルⅢ」で、IMFメンバー(イーサンハント率いる4人組)がラビットフットを盗む相談をしている場面。上海のビル内での飼鳥として、鳥かごの中にいるソウシチョウが登場します。映画を見る機会があったら、注目してくださいね!

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