気を付けよう クサギカメムシ
冬になると、一番嫌われる昆虫が、カメムシの仲間です。中でも、クサギカメムシを、じっくり観察してほしいと思います。
まず一番重要なことは、絶対に体を触らないこと!ちょっと触って、カメムシが危険を感じると、成虫の中脚と後脚の間にある臭腺から、すごい悪臭を出します。その成分は、アルデヒド類ともいわれ、皮膚に付くと腫れることがあります。注意しましょう。
クサギカメムシは、体長16ミリほどの昆虫で、体の色はつやのない暗褐色に、黄褐色の斑点がたくさんあります。成虫は、秋口から冬になると、人家などに入り込み、屋根裏や物陰などで冬を越します。その間、暖かい日中に活動し、カーテンや洗濯物につかまって暖を取ります。そのとき、知らずに触ると、カメムシは危険を感じて臭い分泌物を出すのです。
カメムシを触って悪臭を感じたら、すぐに手を洗いましょう。防御するためには、ミント系の香りが有効だといわれています。