子どもと身近な自然探検昭和29年2月2日に名古屋市熱田区で生まれたときから昆虫少年。高校時代から植物青年に変身したのち成長が止まり、今も自然大好き人間のまま。森林の素晴らしさをPRする活動にまい進。瀬戸市在住。子どもと身近な自然探検昭和29年2月2日に名古屋市熱田区で生まれたときから昆虫少年。高校時代から植物青年に変身したのち成長が止まり、今も自然大好き人間のまま。森林の素晴らしさをPRする活動にまい進。瀬戸市在住。

国の天然記念物 ヒトツバタゴSDGs 15 陸の豊かさを守ろう

ヒトツバタゴ イラスト:北岡明彦さん

▲ヒトツバタゴ イラスト:北岡明彦さん

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 犬山市にある入鹿池(博物館明治村に隣接)の近くに自生する、国指定天然記念物のヒトツバタゴをご存じでしょうか。

 名前は、「葉が一枚のタモ(トネリコ)という意味です。5月上~中旬に、白い花を枝先にたくさん咲かせて、満開のときには木全体が真っ白に見えます。朝鮮半島や中国大陸の沿岸地域に本拠地があり、日本では、対馬と東海地方の木曽川沿いなどに生えるのみです。江戸時代には、江戸に植えられた木が名前知れずだったため、「なんじゃもんじゃの木」と呼ばれていたそうです。

 愛知県では、犬山市に数カ所と、瀬戸市に1カ所の自生地があるのみです。街路樹や庭園木に使われるため、名古屋市内でも、ときどき花を見ることがあります。花には甘い香りもあり、本当に素晴らしい樹木です。

 対馬では、朝鮮半島に向いた海岸の崖地に自生地があって、花時にはとてもきれいな景観が見られました。

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