子どもと身近な自然探検昭和29年2月2日に名古屋市熱田区で生まれたときから昆虫少年。高校時代から植物青年に変身したのち成長が止まり、今も自然大好き人間のまま。森林の素晴らしさをPRする活動にまい進。瀬戸市在住。子どもと身近な自然探検昭和29年2月2日に名古屋市熱田区で生まれたときから昆虫少年。高校時代から植物青年に変身したのち成長が止まり、今も自然大好き人間のまま。森林の素晴らしさをPRする活動にまい進。瀬戸市在住。

秋の声 アオマツムシSDGs 15 陸の豊かさを守ろう

アオマツムシ 画像:北岡明彦さん

▲アオマツムシ 画像:北岡明彦さん

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 秋の夜長のころ、庭木や街路樹の樹上から、大きめなフィリリリ…という声をよく聞きます。何匹も同時に鳴くと、時にうるさく感じることがあるほどです。これがコオロギの仲間のアオマツムシです。

 アオマツムシは、明治時代に、熱帯アジア地域から輸入された苗木に付いて移入された種類だといわれています。昭和49年に発刊された本では、「本州と九州の数カ所でしか記録はなく、その勢いは大きくない」と記載されています。確かに50年ほど前は、名古屋市熱田区でもまだ珍しい昆虫でした。それが今では、愛知県の平野部から丘陵地帯までの植栽木で、鳴き声がうるさいほど数が多くなりました。これは日本古来のコオロギ類で樹上性の種類は、カネタタキというごく小型の種類以外ほとんどいなかったため、激増する余地のあったことが原因だと思われます。

 少しずつ自然林の中に侵入し始めていて、アオマツムシの今後の動向が注目されます。

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