噛めない子どもが増加中! めざせ“噛める”子ども!第二弾

めざせ“噛める”子ども!第3弾 Dr.Eriの“かじり取り”のすすめ 2023.08.03 師田 依里 さん SDGs 3.すべての人に健康と福祉を4.質の高い教育をみんなに

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前歯への刺激が少ないと歯並びに影響?大きい物でかじり取りの練習を

最近、乳歯の前歯にすき間がない子が増えています。これは前歯を支えている切歯骨があまり成長していない証拠です。犬歯と前歯の境界が左右にありますが、この2つの境界線の間にあるのが切歯骨です。永久歯の前歯は切歯骨の中で育つので、切歯骨が小さいままでは永久歯本来の成長ができず、歯並びにも影響します。切歯骨を大きくするには、前歯に刺激を与えることが必要です。一口では入らない大きい食べ物を前歯で噛み切る「かじり取り」をさせてあげてください。自分の“一口”の適量を自分で学習することができるようになるでしょう。

【上顎の成長による歯列への影響】

理想的な上顎の成長

乳前歯に十分な隙間がある

上顎の成長が不十分

乳前歯が隙間なく並んでいる

いろんな練習が
できる食材はこれ!

かじり取りの練習に最適なのが「半割りんご」です。固さが歯に刺激を与えると同時に、皮がある方とない方のどちらを下にしたら食べやすいのかなどを考えてかじるようになります。さつまいもは丸ごと1本がおすすめ。皮が嫌な物だと気付いて知恵を働かせ、自分でむくという行動に結び付きます。

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“かじり取り”のすすめの続き

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