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- めざせ“噛める”子ども!第3弾 Dr.Eriの“かじり取り”のすすめ

2023.08.03 師田 依里 さん

まだ子どもだからと、やわらかい物や小さく切った物ばかり食べさせていませんか。大好評のシリーズ第3弾は小児歯科医のDr.Eri(ドクターエリ)こと師田依里(もろたえり)さんに、歯や顎の成長と、“かじる・噛む・飲み込む”の関係について教えていただきました。体験しなから学ぶ“かじり取り”を早速始めてみませんか。

Dr.Eri(ドクターエリ)こと
Lino Suginokoデンタルルーム院長。日本小児歯科学会員、日本矯正歯科学会員、名古屋臨床小児歯科研究会会員、全国小児歯科開業医会JSPP会員。妊娠中および0歳児からのデンタルケアを指導。女の子のママ。
Lino Suginoko デンタルルーム(完全予約制)
名古屋市千種区末盛通1-18 覚王ハイツ109
TEL:052-753-5006


舌の力、飲み込む力という土台があって、「かじり取り=噛める力」につながります。まずは、シリーズ第1弾、第2弾でポイントを確認しましょう。
食べることは筋力を使う運動の一つです。かじる、噛む、飲み込む(嚥下)力をつけるための土台として、運動機能が発達していることが大切です。生後3カ月(首が座る)までのおっぱいの飲ませ方で、「咥える(くわえる)」「吸う」「飲み込む」のベースが育ちます。
寝返りは背中、足、手の筋肉が連動してできるようになります。「食べる」ということも同じように、運動機能が徐々に発達していくのに合わせてできることが増えていきます。
一足飛びには発達しません。飲み込む力がついていないのに離乳食をすすめるなど、筋力に見合わない食事をしようとすると誤飲事故につながるので注意が必要です。
