ベビーマッサージは、赤ちゃんのためのものと思われがちですが、赤ちゃんの肌と触れ合うことで、ママ＆パパにとってもよい効果があります。

赤ちゃんにとって

・リラックスする

・感覚や感性が豊かになる

・皮膚の免疫力アップ

・発達を促す

・おなかの調子を整える　など

ママ・パパにとって

・赤ちゃんへの愛情が深まる

・血行がよくなる

・赤ちゃんの様子が分かる

・リラックスする　など

赤ちゃんもママ＆パパも楽しい時間になるように準備をしましょう。赤ちゃんの肌を傷つけないように指輪などは外してください。爪が伸びてないかのチェックも忘れずに。
オイルを使用すると滑りがよくマッサージしやすいですが、オイルなしでも大丈夫です。

オイルは植物油100％のもの
（ホホバオイルなど）
食用の植物油

室温は25度くらい
明るくし過ぎないようにしましょう

オイルを初めて使うときはパッチテスト

赤ちゃんの腕または太ももの内側に直径2cmほどオイルを塗り、15～20分待つ。赤くなったり、湿疹が出なければOK。症状が出たときは、すぐにオイルを洗い流してください

手足など部分的なマッサージならば、生後2週間くらいから。全身にするなら、生後1カ月以降にしましょう。
マッサージをするときは、手のひら全体を赤ちゃんの肌に密着させるようにすると、赤ちゃんも気持ちがいいです。赤ちゃんの肌はデリケートなので、優しくなでるくらいの力でゆっくり動かします。肌にしわがよるほど強くしないようにしましょう。つまんだり、ねじったり、過度に動かすこともＮＧです。

マッサージを始めるときは、
心臓から遠い足から始めましょう。

マッサージ
始めるよ♪
シュ～！

❶ 足全体

手に大さじ1杯ほどのオイルを取り、両手で温める。赤ちゃんの足のつけ根に両手を当て、「マッサージ始めるよ」と言いながら、つま先に向かって3回シューっとなでおろす。

始まりの合図

マッサージに慣れていない赤ちゃんは、急に素肌に触られると驚いてしまうことも。まずは「マッサージ始めるよ」という合図をしてからスタートしましょう。

❷ 足の外側と内側

片方の手で赤ちゃんのかかとを持ち、反対の手で足の外側を付け根からつま先まで、手のひら全体でなでおろす。なでおろした手でかかとを持ち、反対の手で足の内側を付け根からつま先までなでおろす。外側と内側を交互に3回ずつ繰り返す。

赤ちゃんの足は無理に伸ばさず、
足の形に沿ってゆっくり
やさしくなでましょう。

❸ 太もも

手のひら全体で、太ももの前側から外側、裏側に向かってなでる。

❹ ひざ

お皿を触らないように、親指で優しく円を描くようにマッサージする。

❺ ふくらはぎ

ふくらはぎに手を当てて、ふくらはぎの丸みに沿ってくるくるなでる。

❻ 足裏

親指で足裏のいろいろなところをランダムに押す。

お父さん指
くるくる～ピッ♪

❼ 足指

親指と人さし指で赤ちゃんの足指の付け根を優しくつまみ、軽く引っ張る。親指から小指まで順番に。小指のときは、赤ちゃんの名前を言ってあげましょう。

❽ 足の甲

中指と薬指を使って、円を描くようにくるくるマッサージする。

にぎにぎ

❾ 足先

足先を両手で包み込み、つま先に向かって滑らせる。

オイルを足して、反対側の足も同様に❷～❾を行う。

マッサージ
終わったよ♪
シュ～！

❿ マッサージ終わったよ！の合図

左右の足のマッサージが終わったら、①と同じ要領で「マッサージ終わったよ」と声を掛ける。

時間が取れないときは
②だけでもOK。

敷いていたバスタオルで赤ちゃんをくるんで、オイルが浸透するまで裸のままで過ごすとよいです。「マッサージ気持ちよかったね」など、赤ちゃんに声掛けをしましょう。新陳代謝がよくなるので、母乳かミルクを飲ませてあげましょう。