食べてみよう シイの実
11月を過ぎると、各地で熟したシイの実が落ちます。各地の公園にはスダジイが植栽されていて、1.5cmほどの大きなドングリが、たくさん地上に落ちます。また、瀬戸市の定光寺など丘陵地の社寺林では、黒褐色で7mmほどの小さな丸っこいツブラジイのドングリが、たくさん落下します。
どちらのシイの実も、縄文時代から食料として食べられてきました。硬い殻を割って渋皮をむくと、ピーナッツに似た実が出てきます。そのままでも食べられます。最初は粉っぽい味しかしませんが、しばらく噛んでいると、少し甘味が出てきます。最もおいしい食べ方は、フライパンで殻のまま炒(い)ることです。しばらく炒ると、熱い実がパーンとはじけますので、ふたは絶対に必要です。よい匂いがしたら、OKです。熱さに注意してフーフーしながら食べると、香ばしくて、とても美味で、どんどん食べたくなります。
ぜひ、おいシイの実を食べてみてください。