2022.04.18 ⼭本 理江 さん
春の入園・入学シーズンは「お弁当デビュー」の季節でもあります。生活が変わることの多いこの季節、子どもだけでなく大人もお弁当が必要になることも。「家族で食べよう コープで元気ごはん」でおなじみの山本理江さんはお弁当の達人。おいしそうなお弁当には、「コツ」があるんですって。今回は、まさえ先生にお弁当作りを実演で教えてもらいます。
山本 理江さん
●管理栄養士
行政などで、延べ7000人以上のママさんへ乳幼児の食指導。
まさえ先生のおいしそうなお弁当はブログでチェック!
http://ameblo.jp/masae-yamamoto/
食べ飽きない工夫の基本は味の変化。
どれかに偏りがちですが、少しだけ甘味や酸味のあるおかずが入っていると箸休めになります。甘い=デザートとは限りません。
参考:次ページ「かぼちゃのはちみつバター煮」
白はごはん、赤はミニトマト、黄色はから揚げ…色使いは視覚的なおいしさの演出に大切ですが、黒・緑は困りがち。お弁当箱を黒や緑にする、たったそれだけでも色を補うことができます。
調理法のバリエーションは意外と抜けがち。食感でも食べ飽きない工夫ができます。「煮る」「蒸す」は作り置きが可能なので、忙しい朝の手間を減らすこともできます。
食材選びと調理法について学んだところで意外と誰も教えてくれない「詰めかた」を実演してもらいました。
ごはんはあらかじめ
冷ましておきましょう
詰める分量はいつものお子さんの食べる量が正解です。
普段使っているお茶わんに、いつも食べる量をよそってそのまま冷ましてから詰めると、分かりやすいですよ。
分量の多いおかずから詰めましょう
箱の奥から手前に順に詰めましょう
隙間を埋めるように詰めましょう
お弁当は「なるべく隙間を作らない」ことが大切
子どもがお弁当を持ち歩くことを考えたとき、お弁当に隙間を作らないことは最大の安全策。食べるときまでおいしそうな見た目を維持するため、ちょっと動かしたくらいでは中身がずれないように、お弁当箱の端から順に詰めはじめ、全体をきっちり詰め込みましょう。