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探してみよう ブナの実

愛知県には、素晴らしいブナの原生林が2カ所だけ、残されています。ひとつは、北設楽郡設楽町にある段戸裏谷のブナ原生林、もうひとつは、豊田市稲武町にある面ノ木峠のブナ原生林です。
そのうちの、今回は、面ノ木峠のブナ原生林を紹介しましょう。
ブナの木は、もともと、日本海側の雪が多い地域の、標高が少し高い所に多い樹木です。それが太平洋側でも、標高が800m~1400mくらいの、寒くて、雪が多少積もるような山地帯に、わずかながら点在して残っています。
愛知県は、太平洋側の気候が温暖な地域にあります。そのため、もともとブナは少なかったのです。開発や人工林化がすすんで、今では、段戸裏谷と面ノ木峠だけになってしまいました。
豊田市稲武町と北設楽郡設楽町津具との境にある面ノ木峠(面ノ木園地[標高1240m])は、広い駐車場があり、雪もあまり積もりません。麓にある「どんぐりの里いなぶ」から、30分もかからず到着します。樹齢300年を越えるブナ林が道路沿いに広がり、5月ゴールデンウィークごろの新緑、11月初旬に色づく黄葉は、素晴らしいものがあります。10月にはブナの実(写真の両側のどんぐりに2個ついている三角錐状の濃い茶色の実)が、地上に落ちます。中身は少し小型ですが、堅い殻を割るとクリーム色の実が入っていて、食べることができます。最近、シカの食害がひどくて、植物の種類の減少が目立ちますが、春から秋にかけて、いろいろな花も見られますので、ぜひ、お出掛けください。
きたおかあきひこ
北岡明彦さん
昭和29年2月2日に名古屋市熱田区で生まれたときから昆虫少年。高校時代から植物青年に変身したのち成長が止まり、今も自然大好き人間のまま。森林の素晴らしさをPRする活動にまい進。瀬戸市在住。































北岡さん












