超格好いい
ミヤマクワガタ♂
夏休みは、昆虫観察に適した時期です。中でも、コナラやアベマキといったドングリの実る木の幹から樹液が出ていたら大注目です。本当は、夜に懐中電灯を持って訪れると、色とりどりの蛾やカブトムシ・カナブン・クワガタムシ類たちがいっぱい集まっています。
クワガタムシ類をじっくり観察してみましょう。名古屋市内ならコクワガタ・ノコギリクワガタ・スジクワガタなどが集まり、瀬戸や豊田の郊外まで出かけるとミヤマクワガタも加わります。クワガタ(鍬形)は兜(かぶと)の前に立っている飾りのことで、雄の大顎(おおあご)の形が似ていることから名付けられました。
中でも、山地に多いミヤマクワガタ♂の大顎は大きくて力強く、超格好いいものです。しかし、小型のコクワガタやスジクワガタが成虫になって2年は生きられるのに、大きくて格好いいミヤマクワガタは、ひと夏しか生きられません。
寿命がきたクワガタムシはちょっと寂しく感じます。