2022.06.02 コープあいち
お子さんが赤ちゃんのとき、一度は使ってほしい商品がコープあいちにはあります。その名も「バランスキューブ」。赤ちゃんにバランスよく栄養を摂ってほしい、という願いのこもった商品ならではの工夫がいっぱい。開発した株式会社ナカシン冷食の中尾好伸さんに教えてもらいました。
わが家の息子が生まれたころ、ちょうど当社の開発コンサルタントをしていただいていた管理栄養士さんが、離乳食補助食品としてご自身で作った冷凍キューブを紹介してくれました。こんなに便利で助かるものが!と衝撃を受けました。これがバランスキューブの前身です。
自分が離乳食の大変さを家庭で実感していたころだったからこそ「これを商品化しよう」と決心。ある意味売り上げは棚上げして商品開発しました。2001年に商品として誕生してから20年、赤ちゃんのいるご家庭から「愛用してます」「手放せません」という声を耳にするたび「あのときバランスキューブを作ってよかった」としみじみうれしさを感じます。(中尾さん)
離乳食作りをしながら
「これで栄養バランスは摂れているのかな?」と
不安になる方も多いのでは。
バランスキューブをカラフルな商品にしたのは、食材の「色」で直感的に栄養素を4色で捉えて、不足している栄養を補えるようにしたかったから。例えば「今日のメニューは緑色が足りないかも?」と感じたらコロンコロンと緑のキューブを足して離乳食の一品を作る、そんな使い方をおすすめします。(中尾さん)
1つが約10~12gのキューブは、低月齢の
お子さんにも1つから惜しみなく気軽に使えます。
うちの子、本当に食が細くて、がんばって離乳食を作っても食べ残すことが多かったんです。ですから子どもの食欲に合わせて量を調節できるように、一粒を小さくした方がいいとアドバイスをもらったときは、本当にそうだと思いました。(中尾さん)
トレーはこの商品を
作るために独自に開発。
離乳食で意外に大切なのは口に入れたときの
なめらかな舌触り。家庭では「うらごし」という
ひと手間が大きな負担になりがちです。
工場では細かくすりつぶした素材を混合した後に、さらにうらごししています。全ての色のキューブで、機械ではなく人の手で作業をしています。中でも、とうもろこしは薄い皮が残りやすいので素材の段階でも人が手間をかけてうらごしします。(中尾さん)
工場のうらごし用のメッシュ。穴の大きさはなんと2mm!