子どもの元気は健康から 人ごとにしたくないアレルギーの話

子どもの元気は健康から 人ごとにしたくないアレルギーの話 2022.07.07 漢人 直之 さん SDGs 3.すべての人に健康と福祉を4.質の高い教育をみんなに

  • シェア
  • ポスト
  • LINEで送る

食物アレルギーにはどんな治療法があるのですか?

医療スタッフのもとで正確に診断

食物アレルギーにおける管理の原則は「正確な診断に基づく必要最小限の食物除去」です。アレルゲンを除去して事故が起こらないようにしなくてはいけませんし、そうかといって怖がって何でも除去すればよいわけではありません。
大切なのはどの食物を除去すればよいのか、除去する場合は完全除去が必要か、少しずつであればアレルゲン食物でも食べることができるのかどうかをしっかり見極めること。
そのためには知識や経験のある医療スタッフのもとで正確に診断することが重要です。

新しい治療法

最近では、医療機関で食べられるかどうかのテスト(経口負荷試験)を行ったうえで、アレルゲン食物であっても可能な範囲で食べていく取り組みも行われています。体にとっては大切な栄養ですから、少しずつ食べることで体が慣れてきて、だんだん食べられる量が増えてきます。
「食べてはいけないもの」を少しでも減らし、みんなと一緒の食事ができる時間を楽しむことが、食物アレルギーのお子さんの生活を豊かにするのではないでしょうか。
※自己判断でアレルゲンを食べさせることは危険ですので、やめましょう。

「食べてはいけないもの」を少しでも減らし、みんなと一緒の食事ができる時間を楽しむことが、食物アレルギーのお子さんの生活を豊かにする

「必要最小限の食物除去」の

乳・卵・えびアレルギーの場合

除去すべき食物を診断して完全除去を行う

※不必要な多品目の除去は行わない

乳アレルギーの場合

アレルゲン食物であっても摂取可能な食品を食べられる範囲で食べる

次のページ

アレルギーの子にどのように
接すればよいのかについて

固定ページ: 1 2 3 4

イベントお知らせ

コープあいちのインスタ