2022.07.07 漢人 直之 さん
アレルギーの子にどのように接すればよいでしょうか?
周囲も正しい知識を持って
わが子のアレルギー症状を目の当たりにしたお母さんの中には、恐怖心から外に出るのも避けて、孤立してしまう方もいらっしゃいます。また、食物アレルギーに配慮しながらの子育ての大変さを分かってもらえないと感じている方もいらっしゃいます。
園や学校での集団生活において、周囲が人ごとにはしないで、アレルギーについて正しい知識を持つことは、アレルギーを持っている本人や家族にとって、思いのほか支えになるものです。
食物アレルギーが心配なお母さんへ
「うちの子は食物アレルギーかもしれない」と心配されているお母さんには、まず医療機関を受診し正しく診断されることをおすすめします。アレルギー専門医も少しずつ増えていますので、どうぞ信頼して相談し、必要な知識を身につけて、自信を持って子育てしてください。
周囲の人たちと悩みや生活上の工夫を共有するのもおすすめです。同じような悩みをもった方はたくさんいらっしゃいます。先輩ママさんたちがきっとよいアドバイスをくれるはずです。
コミュニケーションは、子育てをしていく上での大きなサポートになると思います。
みんなで一緒に給食を食べる、ホットケーキを作る、何気ないことが食物アレルギーのある子にとって実際は夢のような話であると知りました。私たちもできることを正しく知り、食物アレルギーのある子もない子も、一緒に過ごすにはどうすればよいかを考えていかなければと思いました。