2022.03.31 ⼭本 理江 さん
「離乳食を食べてくれない」「好き嫌いが気になる」
「遊び食べをするんだけど」などなど、
成長段階やその子の個性によって、
ママの食の悩みはさまざまです。
管理栄養士の山本理江さんは言います。
「マニュアルどおりになんていきません。
目の前のこの子に対しては
み~んな初心者なんだから、
順番に慣れていけばいいの」
肩の力を抜いて子どもの食に向き合う
ポイントを、うかがいました。
表紙で紹介したパンケーキ。そのまま食べさせてよい子もいれば、スティック状や一口大、もっと小さく切った方がよい子も…。
月齢は同じでも子どもによって口の発達はまちまち。
もしかすると体調によっても、食べさせ方は違ってくるかもしれませんね。
でも、難しく考えないでね。食事のときの子どもの様子をよく見れば大丈夫。
量は足りてるかな?多すぎたかな?ちゃんともぐもぐ口を動かしているかな?スプーンなど食具は、口にしたときにその子に合っているか?などなど。
離乳食の意味は、食べ物に慣れていくこと。さらに完了期にいたっては、自分でちゃんと食べられるようになることだと思います。
実は、ちゃんと食べるって、難しいことなんですよ。
たくさん食べていても、よく見てみると丸飲みしているだけのこともあるんです。そんな様子から、次の食事にきっと役立つものが見えてくると思うんですよ。
離乳食のスプーンの大きさは赤ちゃんが、口を開けたときに無理なく入るサイズを選びます。離乳食の初期は、赤ちゃんが大きく口を開いているつもりでもスペースはほんの少しです。
また、材質も、シリコン・プラスチック製なのか、木製なのか、ステンレス製がいいのか、子どもが口に入れたときの様子をよく見てみましょう。
コープには、便利で栄養価の高い食材がたくさんあります。冷凍の野菜などをうまく取り入れれば、時間をかけず、バランスよく作れますよね。便利なものを上手に使って、あなたの時間をつくってください。そんな時間が心のゆとりを生み出すと思っています。ママのゆとりは、子育てにプラスになるんじゃないかな。
私は、その時間で食べている子どもの様子を見てもらえるといいなあと思ってます。賢く簡略化をめざしましょう。それは、決して手抜きではありません。ママたち、自信を持ってね!