お肉は苦手?ママも子どももおいしく食べたいお肉

お肉は苦手?ママも子どももおいしく食べたいお肉2025.10.16 ⼭本 理江 さんSDGs 3.すべての人に健康と福祉を4.質の高い教育をみんなに

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「お肉を食べさせると、口の中でずっとモグモグして、最後はカスになってペッと出してしまう」と離乳食・幼児食で困ったママは多いはず。お肉のデビューは脂質の少ないものを選ぶのがよいといわれています。お肉の中でも脂質の少ないのが鶏肉です。

今回は管理栄養士の山本理江やまもと まさえさんに肉類の食べさせ方を聞きました。あわせて、コープあいちの産直若鶏を製造加工しているトーノーデリカの離乳食・幼児食の鶏肉レシピを紹介します。

パラパラミンチは
離乳食でも大活躍!

幼児の成長には動物性たんぱく質は欠かせません。ムネ肉のミンチを粒状に冷凍したパラパラミンチは、好きな分量だけ使えロスが無く経済的ですし、食材や調味料と混ぜやすいという特徴もあります。大人も子どもも食べられるレシピをご紹介しますね。

石井 徳人さん

トーノーデリカ 品質保証室室長

石井 徳人いしい とくひとさん

山本 理江さん

山本理江やまもと まさえさん

●管理栄養士
行政などで、延べ7000人以上のママさんへ乳幼児の食指導を行っています。

離乳食・幼児食のすすめ方

肉類は脂が多かったり、繊維が強くて食べにくかったり…と案外すすみにくい食材ですが、種類・部位・調理を工夫して、その時々にあった食べさせ方をしてみましょう。

生後5~7カ月

ゴックン期が終わるころ

鶏肉のスープを使うところから始めます。

生後7~8カ月

モグモグ期に入ったころ

鶏ささみやレバーのすりつぶしたものになりますが、パサパサして食べにくい場合は、スープでのばしたり、とろみをつけてあげるとよいでしょう。

生後9~11カ月

カミカミ期

食べる様子を見ながら、赤身のひき肉も食べさせてみましょう。
市販のひき肉は脂身を一緒にひいてあることが多いです。
最初のうちは少量なので、薄切り肉などの脂肪の少ない部位を細かく切って包丁でたたいてあげるか、フードプロセッサーでミンチを作ってあげるとよいでしょう。

前歯が上下4本ずつ
生えそろったころ

「かじり取り」ができるようになるので、肉団子やハンバーグといった、前歯でかじって奥の歯茎でつぶすことができるような料理を食べることができます。

いっぱい作っていろいろな料理にアレンジ!産直若鶏パラパラミンチを使ったレシピ
これを使いました!

産直若鶏
パラパラミンチ
(420g)

次回予定:毎週
豆腐の量でやわらかさが調整できるよ

カミカミ期(生後9~11カ月)

基本のタネのレシピ

やわらかハンバーグ

【材 料】 (10g×約80個分)

    • 産直若鶏パラパラミンチ420g(冷凍)
    • にんじん100g
    • とろみちゃん(顆粒片栗粉)40g
    • 豆腐(木綿)200g
    • 玉ねぎ100g
  • ※ご家庭にあわせて一週間で食べきれる量に
    加減してください。
使わない分は小分けにして冷凍OK!食べる前にしっかり火を通してね

【作り方】

  • 豆腐は水切り不要。
  • にんじんは皮をむいてすりおろす。玉ねぎは細かくみじん切りにして、耐熱容器に入れラップをかけず電子レンジで2~3分加熱する。
  • ミンチ・豆腐・にんじん・玉ねぎをボウルに入れ、「とろみちゃん」を加えよく混ぜる。
  • 混ぜたタネを500円玉大(10g)の大きさ程度にして丸める。
  • テフロン加工のフライパン、またはクッキングシートをのせたフライパンの上にのせて軽くつぶして並べる。表面が白くなる程度でひっくり返し、両面を焼く。
  • 浸るぐらいに水を入れて蓋をし、焦げないように中火以下で蒸し焼きにする。
  • お皿に盛り付けて出来上がり。
すりおろしたにんじんの代わりに、バランスキューブやうらごしやさいシリーズを使うと簡単・便利!味のバリエーションも増えます。
北海道のうらごしにんじん

北海道のうらごしにんじん

北海道のうらごし枝豆(ポーションタイプ)

北海道のうらごし枝豆
(ポーションタイプ)

バランスキューブ 黄

バランスキューブ 黄

いつでもタノモットに掲載されています。

アレンジその❶

カミカミ期

鶏つみれ

【材 料】

    • 基本のタネお好みの分量
    • 白だし20g
    • にんじん、白菜などの野菜お好みの分量
    • 600㎖

【作り方】

  • 白だしと水を合わせ、火にかけ、沸騰したら解凍したタネを入れて煮る。
  • 野菜は、5~8mm角の大きさに切り、くたくたになるまで煮る。
  • 皿に盛り付けて出来上がり。

アレンジその❷

パクパク期(生後12~18カ月)

パパママはお好みのソースで

チキンナゲット

【材 料】

    • 基本のタネお好みの分量

【作り方】

  • 少量の油を熱し、解凍したタネを揚げ焼きにする。
  • お皿に盛り付けて出来上がり。
ママもおいしく食べたいムネ肉をやわらかく食べるには POINT切り方にひと手間

ムネ肉は葉っぱのように、筋肉の繊維が伸びています。これを短く断ち切ると、やわらかな食感になります。

Cut1筋の向きが変わる中心部で、2つに切り分ける。Cut2丸みがある方、とがっている方とで、切る方向を変える。黄色の線が繊維の向き

MEMO

包丁を繊維に対して垂直に入れて、そぎ切りします。

幼児食が食べられるようになっても、歯の生え方には個人差があるので、上下の第一乳臼歯が生えそろうくらいまでは、ひき肉料理が子どもには食べやすいです。その後は、薄切り肉を細かく切ったものや鶏モモ肉の一口大くらいのものが食べられるようになっていきます。
しかし、肉の繊維は噛み切りにくいので、歯が生えそろっていなかったり、咀嚼力(そしゃくりょく)の弱い子どもはモグモグして肉汁を飲み込んでしまうと、口の中には肉の繊維だけが残り、うまく飲み込めずに出してしまうのです。
噛むことや飲み込むことに慣れてくると上手に食べられるようになります。お子さんの歯の生え方、食べ方の様子を見ながらすすめていきましょう。

いつでもタノモットをご希望の方は、宅配センターまでお問い合せください。
タノモットe-フレンズのWebカタログでもご覧いただけます。

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