冬の鷹 ノスリ
「一富士 二鷹 三茄子(いちふじ にたか さんなすび)」は、初夢で見ると縁起がいいものとして、知られています。その由来にはいろいろな説がありますが、有力な説の一つに、江戸時代に駿河の国(今の静岡県)で縁起のよいものを順に三つ挙げたものだというのがあります。一番の富士山は高くて大きい夢の意味、二番の鷹は夢をつかみ取るという意味、三番の茄子は夢を成すという意味だといわれています。
冬に見られる鷹とは?一年中いて数も多いものの、漁港やゴミ捨て場で残飯をあさることも多いトビを別にすれば、ノスリが一番可能性が高いと思われます。トビより少し小さく、翼下面や尾などがずっと白っぽく見えるのが特徴です。愛知県には一年中いて繁殖もしていますが、冬に多く見られます。青空をバックにして、白っぽい鷹がゆっくり輪を描きながら飛んでいたら、たいていノスリです。
冬には、ときどき空を見上げてください。鷹が飛んでいるかも?