子どもと身近な自然探検昭和29年2月2日に名古屋市熱田区で生まれたときから昆虫少年。高校時代から植物青年に変身したのち成長が止まり、今も自然大好き人間のまま。森林の素晴らしさをPRする活動にまい進。瀬戸市在住。子どもと身近な自然探検昭和29年2月2日に名古屋市熱田区で生まれたときから昆虫少年。高校時代から植物青年に変身したのち成長が止まり、今も自然大好き人間のまま。森林の素晴らしさをPRする活動にまい進。瀬戸市在住。

きれいな昆虫③ タマムシ

▲タマムシ

四方が透彫になっていて、その下にタマムシの翅が貼ってあった

▲奈良法隆寺 玉虫厨子 イラスト:北岡明彦さん

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 みなさんの中には、虫嫌いな方も多いことでしょう。しかし、中にはとっても美しい虫がたくさんいますので、その代表選手を紹介しましょう。その第一は、タマムシです。国宝で奈良法隆寺所蔵の「玉虫厨子たまむしのずし」はご存知でしょう。私は学生時代に展示会で見たことがありますが、実は、どこにタマムシのはねが貼ってあるのか分かりませんでした。もともと2,564枚の翅が、厨子下段の四方を囲む透彫すかしぼり金具の下に貼ってあったそうです。それが1300年以上たって、現在では数枚しか残っていないそうです。今度展示会があったら確認してみたいものです。

 そんな昔から、美しさが有名だったタマムシ。真夏にサクラやエノキの大木のこずえを眺めていると、翅を広げて飛んでいる姿を見ることがあります。意外と身近な都市部の公園や社寺の老木でくらしています。幼虫は腐った材を食べ、成虫は葉や樹液を食べます。金緑色・金赤色に美しく輝くタマムシの雄姿を探してみてください。

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