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聞いてみよう
イソヒヨドリのさえずり

イソヒヨドリは、雄も雌も早春から晩秋にかけて、「ヒヨ・チーチョ・チピ・チピ」などと、文字で表現しにくいような複雑な声でさえずります。海岸では岩の上で、内陸では屋根の上や電柱の上で鳴きますので、よく目立ちます。時々「ヒッ・ヒッ」とか「ジッ・ジィ」と鳴き、これを地鳴きと呼びます。
近年野鳥の減少が目立ち、これからの動向が心配されます。その中で、最近増加している鳥がイソヒヨドリです。もともとは海岸の岩場で多く見られた鳥ですが、最近になって都市部にも進出し、繁殖するようになりました。
私の住んでいる瀬戸市の山口地区でも、去年初めて繁殖を確認しました。場所は陶器関係の工場の排風機の中で、無事ひなも巣立ちました。今後の動向が注目されます。
イソヒヨドリの雄は、太陽の光が当たると、顔から背中にかけては美しい青色、胸から腹にかけては赤茶色で、とってもきれいです。一方雌は、顔から腹にかけてのうろこ模様が目立ちますが、地味な色合いです。雄も雌も同じような声でさえずるのが特徴です。
名前はイソヒヨドリですが、ヒヨドリの仲間ではなく、ツグミの仲間です。同じ仲間のジョウビタキのように、時々しっぽを上下に振るのも目立ちます。家の屋根の端や電柱の頂で、ムクドリ大の鳥が複雑な声で鳴いていたら、それがイソヒヨドリです。山の中で見ることはありません。ぜひ探してみましょう。
きたおかあきひこ
北岡明彦さん
昭和29年2月2日に名古屋市熱田区で生まれたときから昆虫少年。高校時代から植物青年に変身したのち成長が止まり、今も自然大好き人間のまま。森林の素晴らしさをPRする活動にまい進。瀬戸市在住。































北岡さん












