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木の名前が名字に エノキ

豊かな自然の中で生活してきた日本人は、さまざまな自然物を名字として使い崇めてきました。
樹木の名前も、名字として使われてきました。例えば、エノキ・ムクノキ・クスノキ・ケヤキ・ミズキ・サカキ・サクラ・クルミ・ナラ・スギ・カツラなど、本当に多数あります。
名字に使われる樹木の大半は、身近なところにある種類で、しかも大木になるものが多いように思われます。巨木として崇めてきたスギやクスノキ、身近で大木になるケヤキやエノキ、実が食べられるクルミ、信仰の対象となるサカキなどです。野鳥や昆虫の名前も、よく名字に使われます。
私たちの近くに生えて巨木になるエノキ(榎)も、その一つです。NHKの大河ドラマ「豊臣兄弟!」で、浅井長政の父、久政役で登場した俳優の榎木孝明さんも、その例です。エノキは老木だと直径1mを超え、秋に熟す丸い実は野鳥たちの食料として貴重です。古く食糧難のころには、エノキの若葉を増量材として炊き込んで食べたとも言われています。
また、エノキの葉は蝶たちの餌として重要で、国蝶に指定されているオオムラサキの餌です。冬に落葉の裏側を調べると、ゴマダラチョウと共にオオムラサキの幼虫もいるかもしれません。
きたおかあきひこ
北岡明彦さん
昭和29年2月2日に名古屋市熱田区で生まれたときから昆虫少年。高校時代から植物青年に変身したのち成長が止まり、今も自然大好き人間のまま。森林の素晴らしさをPRする活動にまい進。瀬戸市在住。
































北岡さん












