噛めない子どもが増加中! めざせ“噛める”子ども!

噛めない子どもが増加中! めざせ“噛める”子ども! 2022.05.19 師田 依里 さん SDGs 3.すべての人に健康と福祉を4.質の高い教育をみんなに

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授乳は、縦抱っこで!
授乳は、縦抱っこで!

授乳の仕方は、赤ちゃんの顎の形に大きく影響します。おすすめは縦抱っこでの授乳です。お尻と頭を持って体を丸めるようにしてあげると、赤ちゃんが母乳を飲みやすくなります。首が座っていないときは、頭から首の後ろを支えます。ママの乳首が、乳輪まで隠れるくらい、しっかり口に含まれていることもチェック!

ここもポイント!

乳首の形と母乳の量

赤ちゃんの口の形状とママの乳首の形が合わないと、上手におっぱいが飲めず、顎の発育に影響することがあります。また、おっぱいが出すぎる場合も、吸う力を使わないので同様の影響がでます。母乳を事前に少し絞っておくなど工夫しましょう。不安になる場合は母乳外来や産院で相談しましょう。

乳首の形と母乳の量
ここもポイント!

赤ちゃんの上顎の形は変わる

赤ちゃんの口の中は乳首を取り込むために、上顎の真ん中が深くくぼんでいます。舌をしっかり動かす飲み方ができるようになると、このくぼみが減ってゆき、理想の顎の形に発育します。

乳首の形と母乳の量
離乳食のスプーンは唇まで!
離乳食のスプーンは唇まで!

赤ちゃんによって、歯の生える時期は違ってきます。月齢でくくらず、生えてきた赤ちゃんの歯の数を目安にして離乳食をすすめます(歯の生え方の図は次のページで)。
離乳食で気を付けてほしいのは、「スプーンを、赤ちゃんの口の中まで入れない」ということ。正しい離乳食の食べさせ方は、「スプーンを、口を閉じている赤ちゃんの下唇に軽くのせる」です。そうすると、赤ちゃんは上唇で食べ物をとりにきて、下唇が内側に入り込む動きをします。このとき、舌も顎と連動して前後運動をします。
口の中までスプーンを入れてしまうと、この一連の運動を学習できず、将来丸飲み食べをしてしまうことになりやすいです。
また、スプーンはくぼみが深いと上唇を使わない食べ方になったり、ひと口量が多くなりがちです。ていねいに食べることを学習するためにも、スプーンはくぼみが浅いものを選びましょう。

ここもポイント!

食事のときは
足が床につくように

赤ちゃんは、全身の筋肉を使って離乳食を食べます。だから、食べるときの姿勢はとても大切。特に足が床についていないと、しっかりと踏ん張ることができません。もしベビーチェアなどが高くて足が浮いているときは、クッションなどを使って足の裏がしっかり床につくようにするといいですよ。

乳首の形と母乳の量

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